モーター
種類:水冷2サイクルガソリン機関 形式:縦型直列2気筒 300型シリーズには他に減音型の301型、標準型の302型、やまと学校用の303型、電波障害対策型(唐津用)の304型がありましたが、現在は301型を改良した321型または出力低減型であるこの331型で、2015年をもって全場331型に統一されました。 性能差をなくすため、ボートともども1年間で廃棄されますが、一部は広島支部選手の練習用としてさらに1年間使用します。 |
※ ヤマト331型と321型の外観上の違いはほとんどないため、主にヤマト321型の写真を使用しています。
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電気一式 モーターの一番上の部分を裏返したところで、これが発電・点火装置一式です。 |
ヤマト発動機製(形式YC2836-1)です。 |
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吸気サイレンサの消音室の穴にはめるため、標準型とはエアファンネル(キャブレタ先端)の形状が異なっています。 |
標準型(302型)用キャブレタ 減音型用とはエアファンネルの形状が異なっています。 |
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ピストン 上側の2本の溝にピストンリングを取り付けます。つまり、ピストンリングは1機につき4本あるのです。 |
ピストンリング メッキされたものとそうでないものの2種があります。(メッキのほうが堅く、すり減りにくいが、アタリがつくまでに時間がかかる) |
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シリンダケース この中にピストンが収まるわけです。 |
クランクシャフト 実際にはコンロッド(コネクティングロッド)も組み込まれた状態で、これごと交換します。 |
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ギヤケース モーターの最下部全部です。 |
リードバルブ キャブレタ(正確にはインレットマニホールド)とクランクケースの間に付きます。 |
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現在は全てNGK製で、数種類あります。 |
安定板 荒天時に装着するアルミ製の板で、 |
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安定板取り付け前 写真は下段が後方に10mm長い、ロングキャビテーションプレート仕様のモーターです。(江戸川を除く全場共通) |
安定板取り付け後 このようにモーター下部のキャビテーションプレート(上下2段のうちの上段)に被せるようなかたちで取り付けます。 |
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温水パイプ取り付け前 通常、冷却水は右のエギゾーストフランジからそのまま排出されます。 |
温水パイプ取り付け後 冬季の温水パイプ取り付け時は、一部の冷却水がいったんキャブレタ内部を通って、凍結防止のためにキャブレタを暖めた後、排出されています。 |
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現在は使われていない回転計です。 |
RT-1では回転数の検出は、本体に接続されたアンテナで行っていました。 |
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上のRT-1の後継の回転計で、現在使用されているのはこちらです。 |
回転数の検出は、本体に接続されたコードを、クリップによりプラグコードに接続して行っています。 |
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ボートの外側、スターンブラケット下部に取り付けられています。 |
左から「-0.5/0/0.5/1/1.5」、 |
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ライナー取付位置 宮島ではかなり前に廃止されたため写真はありませんが、トップライナーとバックライナーの取付位置です。 |
ボートの内側です。ボートのトランサムを挟んで固定します。 |
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アクリル製で、外形用(右写真)や表面用(上写真)など、1枚のプロペラに何種類も必要になります。 |
このようにプロペラの穴に差して位置を合わせます。 |
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各モーターにはヤマト発動機製とナカシマプロペラ製の2枚が用意されていましたが、2013年11月よりヤマト製だけとなりました。 |
こちらはナカシマ
マークNEW1S-改ですが、現在は使用されていません。 |
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プロペラは、シャーピン(穴の部分のピン)をプロペラシャフトに差し込んで取り付けます。 |
矢印の穴にシャーピン(左写真参照)を差し込みます。 |
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冷却は水冷式となっていますが、その冷却水はキャリアボデー下部、排気口そばにある小さな穴(矢印)から取り入れます。 |
以前使用されていた、標準型である302型では排気口は1穴です。 |
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現行のヤマト331型・321型のもので、キャブレタ部を覆っています。 |
吸気音削減のため、外気は上の小さい2つの穴から取り入れられ、奥の吸音室を経由してから中央の大きな穴よりキャブレタに取り込まれます。 |
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ヤマト331型・321型のものより小ぶりで、FRPで成形されています。 |
小型で、ポリプロピレン製で非常に軽いです。 |
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内部の消音室もFRP製で、重量がかなり重くなっています。 |
左が減音型用の吸気サイレンサ、右が標準型用の防水カバーです。 |
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製造銘板 この写真では見えにくいですが、ヤマト301型を表す「MODEL
301」で、「No.」が製造番号です。 |
登録済み刻印 舵輪のマークが競走会のモーター登録刻印で、交換されることのないクランクケースに刻印されています。 |
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水に沈むようおもりの付いたもの(左) |
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モーター